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「トウ立ちした白菜が絶品にうまい」——先日、畑で作業をしていたときに、ある利用者の方からそんな話を聞きました。
春夏野菜の植えつけに向けて、冬野菜を片付けている方が多い時期。もう食べられないだろうと残渣置き場に捨てられていた白菜を見て、その方が教えてくれたお話です。今日はこの「トウ立ち白菜」について、少し詳しく調べてみました。

この写真は白菜の外葉をむいて中心部分だけにした写真です
トウ立ちとは?なぜ起こるの?
白菜の「トウ立ち」とは、葉がしっかり巻かずに、中心から茎(とう)が伸びて花が咲いてしまうことを言います。
本来、白菜は葉がしっかり巻いて大きくなる野菜ですが、トウ立ちすると「収穫できる白菜」にならずに花を咲かせる準備をしてしまいます。
これは、白菜が冬の低温にさらされたあと、気温が上がることで花芽をつくる準備(春化)を始めてしまうために起こる現象です。収穫が遅れて株が冬を越してしまったり、暖かい日が続いたりすると起こりやすくなります。玉ねぎなど、他の冬野菜でも同じような「トウ立ち」が見られることがあります。
白菜の芯の部分が成長すると、菜の花のような黄色い花が咲いてきます。3月ごろスーパーに並ぶ「菜の花」も、白菜と同じアブラナ科の植物の花芽です。つまり、白菜のトウ立ち部分は「白菜版の菜の花」と考えると分かりやすいかもしれません。
トウ立ち部分(花芽)のおすすめの食べ方
アブラナ科の花芽であるトウ立ち部分は、菜の花と同じように調理するとおいしくいただけます。代表的な食べ方をいくつかご紹介します。
- おひたし:さっと茹でて、かつお節と醤油、またはポン酢で和えるだけ。ほろ苦さとやわらかな甘みが楽しめます。
- 炒め物:ベーコンやツナと一緒にサッと炒めると、苦みが和らいで食べやすくなります。
- お浸し以外にも、天ぷらや味噌汁の具にするのもおすすめです。
菜の花と同様、蕾がまだ固く閉じているうちに収穫すると、より食べやすく美味しくいただけるとされています。実際に食べ比べてみると、普段捨ててしまいがちなトウ立ち白菜にも意外な魅力があることに気づかされます。
白菜を虫から守りつつ収穫する工夫
白菜は虫が大好きな野菜で、無農薬できれいに収穫するのはなかなか難しいものです。
ある利用者の方は、白菜が虫に食べられても無理に防除せず、そのまま育てて「菜の花」として収穫する、という育て方をしているそうです。虫と半分こするくらいのおおらかな気持ちで育てるのも、家庭菜園ならではの楽しみ方かもしれません。害虫と、実は野菜づくりの味方になってくれる益虫の違いについては、以下の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
