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「納豆菌液と石鹸水、唐辛子スプレー。どれをいつ使えばいいの?」そんな声をよく聞きます。畑の虫対策は資材の種類が多く、最初は迷ってしまいますよね。
9月27日、公式LINEで似たような質問を12件いただきました。「石鹸水はカメムシにも使える?」「納豆菌液は何のために使うの?」「ニンニク・唐辛子スプレーはどこにかければいい?」など、天然資材の使い分けについての質問がたくさん届きました。今回は、それぞれの資材の役割をやさしく整理します。
まず知ろう、3つの資材の役割はちがいます
天然資材には、それぞれ得意な役割があります。すべてを同じように使うのではなく、目的に合わせて使い分けることが大事です。
- ニームやニンニク・唐辛子液:虫を寄せ付けない「忌避(きひ)」が目的
- 納豆菌液:病気や虫を予防する「予防的な管理」が目的
- 石鹸水:見つけた虫に直接かける「対処」が目的

予防には「納豆菌液」を使おう
納豆菌液は、虫や病気の予防、植物や土の状態を整える目的で使われます。病気がひどくなってから使うのではなく、元気なうちから予防的に使う考え方です。うどんこ病の予防にも使え、発生する前から葉の管理に取り入れます。
- 希釈はおおむね100倍程度が目安です
- 濃くしすぎず、使うレシピの基準に合わせます
- 虫が見つからなくても、予防として葉全体や株元に散布できます
病気を予防する考え方は無農薬野菜の病気を予防する5つのコツと対処法でもくわしく紹介しています。
見つけた虫には「石鹸水」で直接対処しよう
石鹸水は、虫を見つけたときに直接かけて使う資材です。葉全体に毎回まくものではなく、カメムシなど見つけた虫にピンポイントで使います。虫の体表(たいひょう/体の表面)を覆(おお)って呼吸を妨げる仕組みなので、虫にしっかりかけることがポイントです。
- 1%程度の濃さが目安です
- 植物由来のシンプルな石鹸を選びます
- 香料などの添加物が多い製品は避けます
- まず少量で、葉への影響を確認してから使います
油と石鹸を使ったスプレーは、虫への効果が期待できる一方、葉に負担が出ることもあります。頻繁に使うのではなく、必要な場面に絞って使いましょう。

アブラムシへの石鹸水の使い方はピーマンのアブラムシ対策|アリとの関係と「あぶら石鹸水」の作り方もあわせてどうぞ。虫を早く見つけるコツはアブラムシを見つける手がかりは?早期発見のポイントを解説も参考になります。
寄せ付けないための「ニーム・ニンニク唐辛子スプレー」
ニームや、ニンニク・唐辛子スプレーは、虫を殺す目的ではなく、虫を寄せ付けにくくする「忌避」が主な役割です。葉の表裏や株周辺に散布して、虫が近づきにくい環境をつくります。
- ニンニク、唐辛子、焼酎、酢などを漬け込んで原液を作ります
- 原液はそのまま使わず、薄めて使います
- 酢が濃すぎると葉を傷める可能性があるので注意します
- 葉の表だけでなく、葉裏にも散布します
- マルチ栽培では株周辺やマルチの上にも散布します
虫の中には畑を助けてくれる益虫(えきちゅう)もいます。すべての虫を敵と考える必要はありません。くわしくは野菜栽培で取り除いてはいけない虫もいる!?害虫と益虫を紹介!をご覧ください。
まとめ
天然資材は、目的ごとに使い分けることが大事です。次のことを覚えておきましょう。
- 納豆菌液は、虫や病気が出る前の予防に使う
- 石鹸水は、見つけた虫に直接かけて使う
- ニームやニンニク唐辛子スプレーは、虫を寄せ付けない目的で使う
- どの資材も、濃くしすぎず少量から試す
(住んでいる場所や畑によって、虫の発生具合は少し前後します)
わからないことは、気軽に聞いてください
「これで合っているのかな?」と迷うことがあると思います。そんなときは、畑の写真を撮って送ってください。
マイマイファームの公式LINEで、畑の写真やご質問をお受けしています。「この芽は大丈夫?」「これって虫にやられてる?」など、どんな小さなことでもかまいません。
