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8月29日から30日にかけて、公式LINEで似たような質問を3件いただきました。「ジャガイモとほうれん草では、好きな土の酸度はちがいますか?」「ジャガイモのために鹿沼土(かぬまつち)を入れたほうがいいですか?」「毎年ほうれん草がうまく育ちません」という内容です。じつは、この3つの質問はすべて同じテーマにつながっています。それが、土のpH(ピーエイチ/酸度のこと)です。
野菜によって、好きな土の酸度はちがいます
野菜には、それぞれ好きな土の酸度があります。同じ畑でも、野菜によって育ちやすさが変わることがあるのです。
たとえば、ジャガイモは酸性の土にわりと強い野菜です。反対に、ほうれん草は酸性の土がとても苦手です。石灰を入れる・入れないを決める前に、まず自分の畑の土がどれくらいの酸度なのかを知ることが大事です。土そのものについては土について知ろう!野菜づくりに向いている土って何だろう?でもくわしく説明しています。
ジャガイモは酸性に強い野菜です
ジャガイモは、pH5.0〜6.5くらいが目安と言われています。ほかの野菜とくらべると、酸性の土でも育ちやすい野菜です。
「ジャガイモのために、鹿沼土を入れて土を酸性にしたほうがいいですか?」という質問もいただきました。答えは「あわてなくて大丈夫」です。鹿沼土は、畑全体の酸度を調整するための定番の資材ではありません。
それに、酸性にすればするほど良いわけでもありません。逆にpHが高くなりすぎたり、石灰の入った資材を多く入れすぎたりすると、そうか病(じゃがいもの皮がザラザラになる病気)が出やすくなることもあると言われています。まずは土のpHを測って、すでにちょうど良い範囲であれば、無理に酸性化する必要はありません。
ほうれん草は酸性が苦手です
ほうれん草は、ジャガイモとは反対に酸性の土をとても苦手とする野菜です。pH5.5以下になると、生育不良(うまく育たないこと)になりやすいと言われています。一般には、pH6.0前後から7.0程度を目安に調整します。
畑の土は、何もしないでいると少しずつ酸性に傾いていきます。そのため、石灰などを使わない栽培方法だと、ほうれん草がうまく育たないことがあります。実際に、以前見学に行った無農薬栽培の農家さんの中にも、「うちの栽培方法では、ほうれん草は作らない」と決めている方がいました。
どんな栽培方法にも、合いやすい野菜と、少し育てにくい野菜があります。すべての野菜を同じやり方で完璧に育てようとせず、自分の栽培スタイルに合う野菜を選ぶのも一つの考え方です。

まず、土のpHを測ってみましょう
石灰をどれくらい入れるかは、今の土のpHによって変わります。だからこそ、石灰をまく前にpHを測ることが一番大事です。
石灰を入れる場合の一つの目安として、石灰なら1平方メートルあたり約100g、有機石灰なら1平方メートルあたり約150g程度から考えます。ただし、これはあくまで目安です。実際に必要な量は、今の土のpHによって変わります。

畝の立て方や、畝立てから植えるまでの間隔についても気になる方は、畝の幅と高さの決め方は?崩れない立て方のコツも解説もあわせてどうぞ。肥料とあわせて土づくり全体を見直したい方は、野菜作りに必須!肥料の種類・やり方・選び方を初心者向けに解説も参考になります。
まとめ
- 野菜ごとに好きな土の酸度はちがう
- ジャガイモはpH5.0〜6.5くらいが目安
- ほうれん草はpH6.0〜7.0程度が目安
- 石灰を入れる前に、まず土のpHを測る
- 石灰は1平方メートルあたり約100g、有機石灰は約150gが一つの目安
- すべて土のpHによって変わるので、あくまで目安として使う
おいしい野菜づくり全体のコツは市民農園で成功する!おいしい野菜の育て方でも紹介しています。あわせて読んでみてください。
わからないことは、気軽に聞いてください
「これで合っているのかな?」と迷うことがあると思います。そんなときは、畑の写真を撮って送ってください。
マイマイファームの公式LINEで、畑の写真やご質問をお受けしています。「この芽は大丈夫?」「これって虫にやられてる?」など、どんな小さなことでもかまいません。
