【初心者向け】マルチシートの張り方とメリット6選!

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【初心者向け】マルチシートの張り方とメリット6選!

はじめに

「野菜を植える前にマルチをした方がいいと聞くけど、マルチって何?」

「お金かかるし、マルチはなくてもいいんじゃないの?」

そんな思いを抱えた方、いませんでしょうか?

この記事では

  • マルチの説明
  • マルチを張るメリット

等を紹介していきます。

結論は「畑を始めたばかりの方は黒いマルチを購入して張りましょう!そうすることで畑の管理が楽になり、野菜もよく育つようになります」になりますが、ぜひこの記事を最後まで目を通して理解を深めていただけると嬉しいです。

マルチとは

ここではマルチをマルチシートのこととして説明します。

マルチとは作物を育てている、畑の畝(うね)に被せる資材のことです。

ここで「畝ってなんだろう?」と思われた方。テレビでよく見る畑の土って、

テレビでよく見る畑の土は

  • 真っ平ではない
  • 野菜を植えるところの土が盛り上がっている

そう、盛り上がっている土の列こそが畝(うね)です。

校長
校長

そしてその畝に被せるシートこそがマルチになります!

メリット6選

では、なぜマルチを張るのでしょうか?もちろん、マルチを張らなくても野菜を植えることはできます。

しかし、以下の6つのメリットがあるためマルチを張ることをおすすめします。

①雑草が生えにくくなる

雑草が成長するには光が必要です。その太陽の光をマルチで防ぐことで雑草の種が発芽してしまうのを防ぎます。

また、発芽したとしても土の上にマルチを被せることで、雑草が成長するのを物理的に防ぎます。

②土の水分の蒸発を防ぐ

土の上にマルチを被せることで、土の中にある水分が蒸発してしまうのを防ぎます。十分な水分があると、野菜の根は水分を吸水することがでるので、野菜はぐんぐんと成長していきます。

しかし水分が蒸発してしまって、根から吸水するだけの水分が土の中にない場合、野菜の成長スピードは遅くなります。

校長
校長

このように、マルチは野菜の成長を手助けする一面もあります!

③土の温度を保ちやすくなる

野菜の根は適切な温度で最もよく成長します。昼と夜で気温差がある場合、根がストレスを受け、野菜の成長が遅れることがあります。

1日の中で気温差が激しい春や秋のはじめでも、マルチで土の温度を一定に保つことができれば、野菜は成長しやすくなります。

④病気を予防することができる

土には、野菜の成長を妨げる菌や虫がいます。雨風で土が地面から跳ね返って、野菜の葉っぱや茎に土がついてしまうと、そこから菌や虫がついてしまい病気になってしまう可能性があります。

ルチで土の表面を覆うことができれば、自然と土の跳ね返りも防ぐことができますので、病気になってしまうリスクを下げることができます。

⑤土や肥料を保護することができる

土の表面をマルチシートでカバーしていると、雨風の影響で団粒構造(だんりゅうこうぞう)が崩れることを防ぎます

団粒構造とは

  • 土の栄養のバランスがぎゅっと集まって小さな塊になり、その小さな塊がたくさん重なってできる土の状態。反対派単粒構造といい、イメージとしては砂漠のような塊のないさらさらとした土。

団粒構造を保つことで以下の利点があります。

  • 空気が通りやすくなる(塊と塊の間に空気の通り道があるため)
  • 土の中の水分のバランスを保つことができる(水分の流れ道ができるため)

⑥綺麗な状態で野菜を収穫できる

マルチシートがあることで、雨が降った後や水やりをした後でも、野菜に土が付くことが少なくなるので、収穫しやすくなります。

校長
校長

いわゆる”泥はね”を防ぐことができます!

マルチ張りに必要な道具

マルチを張る前に揃えておきたい道具は以下の通りです。

  • マルチシート
  • マルチ止め
  • クワ・スコップ(畝を作る時に使います)
  • 移植ごて(野菜を植える時に使います)

いずれもホームセンターやネット通販で購入することができます。

校長
校長

ご自身の使いやすいもので十分ですが、どれを買ったらいいかわからないという方は、私のおすすめを参考にしていただけると幸いです。

張り方

マルチの張り方は以下の6ステップを踏むことになります。

①畑を耕す

固くしまった土では野菜はうまく育たないため、畑を耕すことによって、土に空気を入れていきます。

②畝(うね)を作る

育てたい野菜によって適切な畝の幅は異なりますが、夏野菜であれば50~60㎝の幅の畝を作ります。

③畝の周りに溝を掘る

マルチは風で飛ばされやすいので、しっかり土に埋めて固定します。そのための溝を掘っていきます。

④畝の上にマルチを張る

畝の真ん中とマルチの真ん中を合わせながら広げると、マルチシートはピンと張りやすいです。

⑤マルチを固定する

マルチの固定は、マルチピンを使用します。まずは、四隅をマルチ留めで固定し、次に畝の側面にもマルチピンを留めていきます。

ポイント

  • 均一に張ること(温度・湿度を一定に保ちやすくする為)
  • しっかりと固定すること(雨風で飛ばされないようにする為)

この2つのポイントを押さえておくと、先ほど述べたメリット6選がより効果的になります。

⑥2〜3週間土を置く

野菜をすぐに植えずに、数週間土を置くことで土の温度が安定して、野菜を植えた時に育ちやすくなります。

注意点

以下の情報を押さえておくと、より畑の管理が楽になり、野菜もよく育つようになります。

マルチシートの種類に迷ったら、黒色を選びましょう!

マルチシートには様々な種類があり、種類によって特徴も違います。

マルチシートの特徴の例

  • 黒色マルチは草が生えにくい
  • 透明色のマルチは温度を保ちやすい
  • シルバー色のマルチは光が反射するため虫が寄りにくい

「結局、どの種類のマルチシートを買ったらいいの?」

という悩みを抱えた畑を始めたばかりの方は、雑草の生えにくい黒色のマルチシートをおすすめします。

雨がふると雑草がものすごい勢いで生えてきます。雑草が生えてくると、草取りをする必要があります。

校長
校長

これが案外大変で心折れそうになります、、、。

なので、黒色のマルチシートで、畑の管理を楽にする。そうすることで、畑ライフを楽しく続けていくことができます。「楽しく畑を続けていきたい!」そう思われる方は、黒色のマルチシートの購入をお勧めします。

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校長
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参考までに、商品を紹介させていただきます。

畝の高さは10〜20cmにしましょう

畑を始めたばかりの方にありがちなのが、畝の高さが5㎝程度と低いことです。

校長
校長

畝を高くするほど、労力がかかりますので高さを低くしたい気持ちもわかります。

ただ、畝の高さが低いと水はけが悪く、空気の出入りも悪くなります。なので、畝の高さを10~20㎝にして水はけ・空気の出入りをよくして、根が張るようにする。根が張ると野菜も大きく育つようになります。

野菜を植えるときには、穴の開け方に気をつけましょう

マルチを張って数週間土を置いたら、野菜を植えることになると思います。

その際、マルチの穴の開け方には注意しましょう。

なぜならせっかくピンと張ったマルチでも、手で破って穴を開けると、シートがぐちゃぐちゃになってしまうからです。シートがぐちゃぐちゃになってしまうと、風が吹いた時にマルチシートがバタついてしまい、苗を傷つける可能性が高いからです。

そのため、専用のマルチ穴あけ機を購入して、シートをピンと張ったまま穴を開けていくことがおすすめです。

おわりに

最後まで目を通していただきありがとうございました。

マルチ張りは

  • 畑の管理を楽にするため
  • 野菜がよく育つため

に必要な作業だと思います。

校長
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ぜひ、私たちと一緒に畑ライフを楽しんでいきましょう!

市民農園についてもっと詳しく知りたい方は下記のリンクをチェックしてみてください!
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