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市民農園で新鮮な野菜を育てることは、健康的な食生活を実現するだけでなく、自然との触れ合いやコミュニティの一員としての活動を楽しむ素晴らしい方法です。
しかし、成功するためには基本的な知識と計画が必要です。
今回は、市民農園でおいしい野菜を育てる具体的な方法について解説します!
初心者でもプロのように美味しい野菜を育てるコツを学びましょう。
この記事では大まかな野菜を育てる準備から、育てる中での手順ややることを紹介していきます。
市民農園で成功する基本の考え方3点
市民農園で野菜を育てる上で大切な考え方が3つあります。
それは、計画、準備、継続的な管理です。
それぞれ順番に解説していきます。
①計画
野菜づくりは計画から始まります。
育てたい野菜の種類や収穫時期、必要なスペースを考慮して計画してみましょう。
たとえば、トマトやナスなどの夏野菜は日当たりの良い場所を好みます。
一方、レタスやほうれん草は日陰でも育つため、植える場所を工夫することでより多種多様な野菜を育てることができます。
種から育てる場合は、パッケージに種まきの時期や収穫時期、種同士のスペースについて書かれているものもあります。
他にも園芸書などでも確認することができるので、計画を立てる際に参考にしてみてください。
②準備
次に、必要な道具や資材を揃えましょう。
スコップ、鍬(くわ)、ジョウロ、グローブ、マルチングシートなどが基本的な道具です。
また、野菜の種類に応じて肥料や土壌改良材も準備しておくと良いでしょう。
③継続的な管理
野菜を育てる過程では、継続的な管理が欠かせません。
- 水やり
- 雑草の除去
- 病害虫のチェック
など、日々の管理を怠らずに行うことで、健康でおいしい野菜を収穫することができます。
ここまで紹介した3点が、市民農園を借りて野菜づくりをする際には大切です。
簡単で良いので、自分の育ててみたい野菜や比較的育ちやすい野菜から計画を立ててみましょう!
基本の準備
畑作業を行うにあたっては必要な農具があります。
鍬(くわ)やハサミ、じょうろなど様々です。
下記の記事でそれぞれの必要な道具一覧や用途を書いていますので参考にしてみてください。
https://docs.google.com/document/d/1gpDsRLasCuE8UcJ96lzy6s8Sy9d8E85UqkDnex7CEvQ/edit
必ずしも最初にないと始められないことはなく、レンタルできる市民農園もあります。
利用する前に、レンタルできるかを確認してみましょう!
土の準備と改善
土の重要性
野菜づくりにおいて、土の質は非常に重要です。
土の状態を把握し、必要に応じて改良することで、野菜の成長が促進されます。
土の状態を把握するポイント
それでは土の状態を把握するためのポイントを3つ紹介します。
- 排水性: 土が水をしっかりと排水できるか
- 通気性: 土が空気を通すかどうか
- 栄養素: 必要な栄養素が含まれているか
以上の3つが揃っていると、土が良い状態です。
ホームセンターに土壌テストキットが売られていますので、調べてみると野菜づくりに役立ちます!
土の改善
土の状態が良くなさそうならば、堆肥や腐葉土を加えると良いでしょう。
また、pHを調整するために石灰を加えることも有効です。
ウネ作り、マルチ貼り
ウネ作りとは適切な排水、土壌の温度調整、作業のしやすさを確保するために行います。
ウネの高さや幅は、実際の土の水はけの状態と育てる野菜によって決めるのが良いとされています。
〇〇(野菜の名前) ウネ
で調べると参考の幅と高さが出てきますので、参考にしてみてください!
マルチ貼りとは、マルチシートという、一般的にビニールのフィルムをウネに被せることです。
マルチ貼りをすることで雑草が生えにくくなったり、土の水分の蒸発を防ぐ効果があります。
ウネを作ってマルチ貼りをすることで土を良い状態で保つことができます。
ぜひウネ作り、マルチ貼りもしてみましょう!
種まき、苗植え
土の準備ができたら、種や苗を植えていきましょう!
種から育てる場合は比較的コストを抑えられたり、同じ種類の野菜でも様々な品種を選ぶことができます。
苗から育てる場合はすでに発芽しているため、手間が少なく、成功率が高いです。
種の良さ、苗の良さそれぞれあるので、メリットを比較しながら選んでみましょう!
水やり
野菜に水をやる最適な時間帯は、朝の早い時間帯です。
朝の涼しい時間に水を与えることで、水が土にしっかりと吸収され、日中の暑さによる蒸発を防ぐことができます。
過剰な水やりは根腐れを引き起こすことがあります。
一方で、水不足は野菜の成長を妨げます。土の表面が乾いてきたら水を与えて、深くまでしっかりと水が届くようにしましょう。
日当たりの確保
野菜の栽培において、日光は欠かせない要素です。
光合成を通じて、植物は成長に必要なエネルギーを得ます。
日光が当たりすぎると葉焼けを起こし、植物が枯れてしまうことがあります。
逆に、日光不足の場合は成長が遅れ、病気にかかりやすくなるなどの症状が現れます。
適切な日光量を確保するためには、野菜ごとの日照条件を確認し、必要に応じて日陰を作る工夫も大切です。
追肥
野菜の健康的な成長には、適切な栄養が不可欠です。
追肥を行うことで、必要な栄養素を補い、成長を促進します。
肥料には原材料の違いから「化学肥料」と「有機肥料」があります。
化学肥料と聞くと体に良くないの?と不安になるかもしれませんが、説明文を参考に適切に与えることは問題ありません。
野菜も人間と同じで、成長するなかで栄養が必要になります。
肥料を与えることで、成長を促して元気な野菜を育てることができます。
病害虫対策
野菜づくりの天敵となるのが、野菜の病気と害虫です。
「うどんこ病」「べと病」といったものが、かかりやすい病気としてあげられます。
害虫は葉、茎、果実を食害し、収穫量を減らすだけでなく、病気を媒介することもあります。
アブラムシ(アリマキ)、ハダニが多くの野菜に被害をもたらします。
葉が変色してしまったり、育てていた野菜が枯れてしまう恐れもあります。
育てている環境に応じて様々な対策があります。
大切な野菜を守るためにも、予防する意識を持つことが大切です。
収穫時期
野菜の収穫時期を適切に見極めることは、最高の品質と風味を得るために非常に重要です。
収穫が遅すぎると、風味が落ちたり栄養価も下がってしまいます。
そのため、少し小さいかな?と思う段階でも早めに収穫するように意識してみましょう!
野菜にあった収穫のタイミングを把握し、一番美味しい時期に収穫するようにしていきましょう!
雑草の処理
野菜の栽培をしていると、雑草がどうしても生えてきます。
そのまま放置すると、土からの栄養や水分が雑草に奪われてしまいます。
また、雑草から野菜の病気や害虫の被害が広がってしまうことで、畑の環境も悪くなります。
そこで刈り取った雑草は、草マルチとして活用するようにしてみましょう!
草マルチとは刈り取った草を利用して畑や庭の土壌を覆うことです。草マルチを行うことで、土が乾きにくくなるなどの効果があります!
雑草もあえて少し伸ばすくらいにして、活用するようにしましょう。
間引き
間引きとは、植物が成長する過程で適切な間隔を確保するために、密集して生えている苗を間引いて取り除くことです。
間引きを行うことで、野菜同士のスペースを確保して日光や風通しを良くしたり、土からの栄養をしっかり行き渡らせたりすることができます。
初心者でも育てやすい野菜の紹介
これまで、野菜作りをするにあたって必要な準備と手順を説明しました。
ここでは、初めての方でも育てやすい野菜を、夏野菜と冬野菜に分けてご紹介します。
夏野菜
ピーマン
発芽率が高く、種まきからでも簡単に育てられます。
さらに、病害虫にも強いため、初心者の方でも安心して育てることができます!
オクラ
オクラは成長が早く、短期間で収穫を楽しめます。
早ければ50日から60日で収穫ができます。
オクラは熱帯原産の植物で、高温多湿の環境を好みます。
夏の暑さにも強く、暑い時期でも元気に成長するため、初心者にも育てやすいです。
ミニトマト
ミニトマトは手入れが比較的簡単です。
適度な水やりと日光を確保すれば、特別な技術がなくても健康に育ちます。
ミニトマトは成長が早く、花が咲いてから実がつくまでの過程が短いため、変化を見守る楽しみがあります。
野菜づくり初心者の方には実がなる喜びや楽しさを感じることができます。
冬野菜
大根
大根は根を深く張るため、深く耕された土壌が必要です。
しかし、肥料を多く必要としないため、初心者でも手軽に始められます。
大根は寒冷地でも育ち、霜に強いため、冬の寒さが厳しい地域でも問題なく栽培できます。
スナップエンドウ
スナップエンドウは、つる性植物です。
支柱を立てることで省スペースで育てることができ、管理も容易です。
また一度収穫が始まると、しばらくの間次々と実をつけるため、長期間収穫を楽しめます。
ほうれん草
ほうれん草は低温でも発芽し、育てることができます。
冬の寒さにも耐えられるため、初心者でも育てやすいです。
ほうれん草は栄養価が高く、自家製の新鮮な野菜を手軽に楽しむことができるため、初心者に人気です。
まとめ
市民農園での野菜作りは、自然との触れ合いや収穫の喜びを体験できる素晴らしい活動です。
基本的な準備と適切な管理を行うことで、初心者でもプロのように美味しい野菜を育てることができます。
まずは、自分の育てたい野菜を何個か選んでみて、野菜の特徴から必要なスペースや資材を考慮して計画を立ててみましょう。
計画を立てた次には、必要な道具を揃えていきましょう。
市民農園でレンタルできるものがあれば借りて、足りないものだけをまずは購入して準備を進めていきます。
計画を立て、道具の準備ができたら、土づくりをして環境を整えていきましょう。
現状の土の状態を把握して、必要に応じて改良剤や肥料を加えます。
土も準備できたら、育てたい野菜の種や苗を植えて野菜作りスタートです!
野菜作りをしていると、初めてで分からないこともあるかと思います。
それぞれの手順の詳しい情報や、野菜それぞれの注意点についてはぜひ関連記事も参考にしてみてください。
計画、準備、継続的な管理という3つの基本をしっかり押さえながら、自分のペースで楽しみながら育てていきましょう。
市民農園についてもっと詳しく知りたい方は
下記のリンクをチェックしてみてください!
実際の市民農園を運営しているものなので参考になると思います。
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