【初心者必見!】野菜の種のまき方と注意点について徹底解説!

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【初心者必見!】野菜の種のまき方と注意点について徹底解説!

家庭菜園の苗は買うだけでなく種から育てることもできます。

  • 「自分の育てたい品種が売り切れていた。」
  • 「育てたい野菜が見つけられなかった。」
  • 「野菜の苗が高いから、種から育ててみたい。」

このような問題も種から育てることで解決できます。
また、大根や人参などの根を食べる野菜は種から植える必要があります。

今回は意外と簡単な「種まき」について
メリットや注意点、具体的なやり方を紹介したいと思います。

トマトなども最初は苗を購入して栽培する方が失敗が少ないですが、
栽培に慣れてきたら次へのステップアップとして種からの栽培にチャレンジしてみてください。

野菜を種から育てるメリット

種から育てると「大変そう」なイメージがありませんか?

じつは意外と簡単でメリットが沢山あります。
まず初めに野菜を種からまくメリットをご紹介します。

育てる品種の自由度が高い

店頭では販売されていない品種も、種から自分で育てることができます。

育てたい品種がお店にない場合もありますが、種があれば育てることができます。

コストを抑えられる

近年、野菜の苗の値段が上がってきています。
一方、種を買うと何十粒入って数百円などで買うこともできます。

そのため複数本育てる場合、種を買う方が費用を安く抑えることができるでしょう。

栽培の楽しみが増える

栽培の楽しみの一つに「発芽」があります。
種が発芽した時は収穫に向けた「希望」「期待」が一気に高まります。

校長
校長

野菜を育てるなら、是非一度体験してほしい経験です。

強く良いものを育てられる 

野菜を育てると中には弱い苗に出会うこともあります。
しかし、種から育てるとある程度成長した段階で選定を行えます。

これにより成長の強い良いものだけ残すことができます(間引きと言います)

収穫量や耐性がつく

野菜は種から育てることで品種本来の収穫量や味を楽しむことができます。

また、最初からその土地で成長しているため環境に適応力があり、強い根が育ちます。

知っておきたい知識と注意点

では、実際に種まきをする前に知っておいた方がよい知識を紹介します。
種の性質を知り、その野菜にあった育て方をしましょう。

発芽に必要な3つの要素

まず、種が芽を出す為に必要な条件です。

発芽には「水」・「温度」・「空気」が必要になります。

  1. 水やりは土が乾かないよう、また水に浸かり続けることのないようにあげます。
  2. 温度は野菜によって適温が変わってきます。種の袋に書かれた時期を参考に植えます。
  3. 空気の取り込み補給ができるよう、土が水に浸かり続けないように注意します。

光を好むものと好まないもの

種には光を好むモノ(好光性種子)と光を嫌うモノ(嫌光性種子)があります。

<◎ 好光性種子> ニンジン・カブ・キャベツ・コマツナ・バジル・パセリ・レタス
<✕ 嫌光性種子> ダイコン・トマト・ナス・キュウリ・ユウガオ・カボチャ

好光性種子は種蒔き後土を薄く被せる為、水やりの時に種が流れないよう注意します。
嫌光性種子は種蒔き時、他のものより少し深めに(深すぎ注意)種を植えます

校長
校長

なお、神経質になりすぎなくても大きく間違ったやり方をしなければ
発芽することが多いので安心して種をまきましょう。

サイズ目安

〇〇センチって??の目安を覚えておくと便利です。

  1. 1㎝は人差し指の爪くらい
  2. 2㎝は1円玉の外形、人差し指の第一関節くらい
  3. 5㎝は単三電池、小指の長さくらい

これを知っておくだけで種をまくときは十分です。

事前準備

  1. 2週間以上前に苦土石灰をまいて畑を耕す。
  2. 1週間前に肥料をまきます。

 ※苦土石灰と肥料を一緒にまくと栄養素がガスとなって空気中に逃げてしまいます。
 ※石灰をまくときは皮膚や目に触れないよう気を付けましょう。
 ※マルチを使う場合は植える種にあったものを使いましょう

マルチ貼りについてはこちらをご覧ください。

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必要な道具についてはこちらをご覧ください。

野菜作りを始めるならこれ!おすすめ道具リスト

種を用意する

種は新しいものを用意しましょう。古い種や保存方法が悪い種は発芽率が下がります。

そのため、お店で売っている新しい種を使うことで成功確率が上がります。

校長
校長

余った種は袋ごと密閉容器(ジップロックなど)に入れ冷蔵庫で保存すると長持ちします。

種のまき方

では、いよいよ具体的な種のまき方を紹介します。

ここで紹介する方法の他、種ごと袋の裏側に適した方法が書かれています。
畑で種を蒔ながら確認ができますので気軽にチャレンジしてみましょう。

校長
校長

植える深さや幅は野菜によって変わる為、種の袋の裏側にある説明を確認しましょう。

スジまき

畝をたてたら、畝の上にまずスジを作ります。やり方に決まりはありません。

  • 棒支柱を置いて上から押さえてスジを作る。(初心者向け)
  • 指を畝にさして横にずらしスジを作る。(慣れてきたら)

畝の広さと植える作物によって何本スジを入れるかが変わります。
スジの深さは、植える野菜によって変わります。

【オススメの野菜】
ほうれん草、コマツナ、ミズナ、にんじん、カブ、長ねぎなど 

ほうれん草の例

畝にいくつかスジをいれて蒔きます。
スジとスジの間は15㎝ほど、スジの深さは約1㎝にして、そのスジに種をまきます。

発芽してくると徐々に成長に差が出るので成長の弱い芽を取って先に食べていきます。
最終的に「ほうれん草」の間(株間)が5㎝ほどになるよう抜いていきます(間引き)

点まき

畝に穴を作り、その穴に種を入れていきます。

穴に入れる種を1粒ずつ、または2~4粒ずつにする方法があります。
簡単にそれぞれのメリットを紹介します。

(1)1粒だけまく

<メリット>

  • 一つの芽がそのまま育つため栄養を吸収しやすく、成長しやすくなります。
  • 間引きの手間がない。
  • 根を痛めにくい。

<デメリット>

  • 発芽しない場合がある。
  • はじめての場合、草との判別が難しい。

(2)複数の種をまく

<メリット>

  • すべてのタネが発芽しない可能性がきわめて低い。
  • 成長段階で良い苗を選定できる。
  • 初めての場合、草との判別がしやすくなる。

<デメリット>

  • 間引きの手間がある(スジ蒔きよりは手間が少ない)。
  • 近くで発芽すると間引きの時に残したいモノが傷つくことがある。

間引きの例

 ニンジンのマルチ栽培 2本 ➡ 1本へ

【オススメの野菜】
だいこん、とうもろこし、エダマメ、ハクサイなど 

だいこんの例

畝幅120cmほどの畝を立て、20~30㎝ほどの間隔で約1~2㎝の穴を作ります。

穴に3~4粒の種をまきます。
穴に約1センチほど覆土をし、軽く上から土を押さえます(鎮圧)

種をまいたところにジョウロで水をあげます。

種から芽が出ない原因

 ここでは発芽しない要因を紹介します。

日数が足りない

同じ作物でも品種によって早くできるモノ時間がかかるモノがあります。
また、同じ品種でも気温などにより発芽に差が出ることがあります。

種の袋の裏側をみて発芽までの日数が足りているか確認しましょう。

水不足・水過多

先にふれましたが、発芽には水・温度・酸素が必要です。

土が乾いている場合や、水に浸かりすぎている場合などは発芽しない場合があります。

まき方・時期があっていない

種を植える深さが深すぎたり、浅すぎたりすると発芽しないことがあります。

また、発芽に適した時期でないと種が焼けて芽がでないこともあります。

鳥などの被害

鳥が種をまいているのを見ていて、食べに来るケースもあります。

特に豆は、鳥にほじくり返される話を聞きます。
よく狙われる畑はネットなどを使い、鳥対策をすると良いでしょう。

まとめ

今回は、野菜の種のまき方と注意点について紹介しました。
以下に重要なポイントをまとめます。

種から育てるメリット

  • 品種選びの自由度が高く、苗を買うよりコストを抑えられます。
  • また、芽が出るといった栽培の楽しみが増えます。
  • 強く、耐性のある苗になり収穫量が増える野菜もあります。

知っておきたい知識と注意点

  • 発芽には、「水」、「温度」、「空気」が必要になります。
  • 種には光を好むものと嫌うものがあります。
  • サイズ目安として〇〇㎝の目安を覚えておきましょう。
    2㎝は1円玉(人差し指第一関節くらい)
    5㎝は単三乾電池(小指くらい)
  • 種をまく前の準備が必要です。
    2週間ほど前には苦土石灰をまき、畑を耕しておきましょう。
    1週間ほど前には、肥料をまいておきましょう。
  • 種は新しいものを使いましょう。古いと発芽しない可能性があります。

種のまき方

 主な種のまき方として2種類紹介しました。

  • スジまき
  • 点まき

種の袋の裏側にまき方などが書かれています。
畑ではその袋を見ながら種を植えましょう。

種の芽が出ない原因

  • 日数が足りない
  • 水不足または水に浸かり続けている
  • まき方、時期があっていない
  • 鳥などにの被害

これらに注意して種を植えるようにしましょう。

校長
校長

はじめは簡単な野菜から始めてみましょう。
ホウレンソウやコマツナ、ラディッシュやダイコンなどがオススメです。

<関連記事>苗を購入してチャレンジする場合はこちらをご覧ください。

https://xn--hds54nrumow8a.com/%e5%88%9d%e5%bf%83%e8%80%85%e5%bf%85%e8%a6%8b%ef%bc%81%e9%87%8e%e8%8f%9c%e8%8b%97%e3%81%ae%e6%a4%8d%e3%81%88%e6%96%b9%e3%81%a8%e3%83%9d%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%88%e5%ae%8c%e5%85%a8%e3%82%ac%e3%82%a4/

以上、種のまき方と注意点をまとめてみました。
少しでも興味が出た方は種うえにチャレンジして、発芽・成長・収穫を楽しみましょう。

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