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この記事を読まれている方は、市民農園に興味を持たれたり、実際に利用してみたいと思っていることでしょう。
でも、「市民農園に興味はあるけど、手続きが大変そう」「どこに連絡したらいいのか分からない」「だれでも利用できるの?」といった不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、気になる市民農園を見つけたら、電話で問い合わせるのが一番早い方法です。
この記事では、市民農園を利用するために必要な手続き方法や、申し込みの際にチェックしておきたいこと、準備しておくものなど、わかりやすく説明していきたいと思います。
市民農園を利用するためのステップ
- 市民農園のタイプを選ぼう
- 利用条件を確認しよう
- 申し込み時期をチェックしよう
- 費用を把握しよう
- 解約するときのことも考えよう
- 必要な書類を準備しよう
- 申し込みをしよう
- 結果をまちましょう
- 利用するときのルールを確認しましょう
では、順番に見ていきましょう。
市民農園のタイプを選ぼう
市民農園は「自分がどのように利用したいのか」「どこが管理しているのか」といったことでタイプが異なります。
それぞれに管理する所や利用する料金も異なってきますので、まずは自分の利用スタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。
市民農園のタイプについて詳しいことが知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。
利用条件を確認しよう
ほとんどの市民農園は誰でも利用することができますが、市町村などが運営している市民農園のなかには、利用者を限定しているところも多く、いくつかのきまりごとがあります。
以下の内容を事前にチェックしておきましょう。
- その市町村に住んでいるか、その市町村で働いていること
- 税金や保険料をきちんと支払っていること
- 年齢制限の有無(例:60歳未満)
- 農家や園芸の仕事をしていないこと
- 徒歩や自転車で通えること(駐車場がない農園が多いため)
申し込み時期をチェックしよう
多くの市民農園では、申し込みに締め切りがあります。
申し込み期間内に申請できるよう、前もって確認しておきましょう。
ポイントは、以下の2点です。
重要なポイント
・申し込み開始時期:主に2月〜3月(地域によっては1月から始まるところもあります)
・申し込み期間:開始日から約1週間〜1か月
これらの時期を逃さないように、しっかりチェックしておきましょう。
費用を把握しよう
市民農園の利用料は、おもに区画ごとに1年単位で設定されています。
地域や農園のタイプによっては、無料から10万円以上の場合もあります。
料金の内訳は、主に以下のとおりです。
・入会金
・年会費
・区画ごとの年間利用料
これらの費用を前もってチェックしておき、自分の予算にあった市民農園を選びましょう。
参考として、愛知県名古屋市の市民農園のHPをご紹介します。
名古屋市:市営の市民農園(貸し農園)(暮らしの情報) (city.nagoya.jp)
解約するときのことも考えよう
「利用している途中でやめたくなったらどうなるの?」「他の人よりも遅く始めたけど、利用料を全額支払わないといけないの?」といった心配もあるかもしれませんね。
そんなトラブルを避けるために、申し込み前に各市町村や農園のウェブサイトや電話などで、確認しておくとよいでしょう。
まとめると以下になります。
- 利用の途中でやめたときに違約金が発生するかどうか
- 利用開始時期が遅れた場合の利用料について
以上の点をチェックして、安心して利用できる農園を見つけましょう。
必要な書類を準備しよう
申し込みをする際に、いくつかの書類が必要になることがあります。
以下にまとめてみました。
- 身分証明書(運転免許証など)
- 住民票
- 税金等の滞納・未納証明書
- 履歴書
役場や職場で発行するものもありますので、申し込みをする前に必要な書類を用意しておきましょう。
申し込みをしよう
ここまできたら、いよいよ利用の申し込みをしましょう。
ほとんどの市民農園では、ウェブサイト上で利用についての申し込み方法や申し込み先の案内を掲載していますので、確認してみましょう。
申し込み用紙もウェブ上からダウンロードできるところもあります。
- 申し込み方法:オンライン・郵送・FAX・ハガキ・電話・窓口など
- 申し込み先 :市町村もしくは管理運用している農園
申し込み書に記入する内容
- 基本的な記入内容
- ・利用者の基本情報(住所・年齢・連絡先など)
・勤務先
・希望区画
・利用期間
・誓約書
参考として、愛知県蒲郡市の利用申請書をご紹介します。
結果をまちましょう
申し込みができたら、あとは結果を待つだけです。
人気のある市民農園では、申し込み人数が多いので選考ルールがあります。
申し込み順や抽選、必要に応じて面接などがあります。
申し込み順に待ちリストに登録され、1年から数年待たないと利用できないこともあるので、結果の連絡がいつ頃になるのかを事前に聞いておくのもいいですね。
利用するときのルールを確認しましょう
結果通知を受け取ったら、次は利用する前に守らなければならないルールなどを確認しておきましょう。
ほとんどの市民農園では、こういったきまりごとに関して、「利用契約書」や「利用ガイド」などが用意されています。
では、どういうものか見ていきましょう。
利用契約書
利用契約書とは、農園の管理(運営)者と利用者の間で交わされる正式な契約文書です。
主に以下のような内容となります。
- 契約当事者:運営者と利用者の基本情報(氏名や住所など)
- 利用期間:市民農園の利用開始日から終了日まで
- 利用料金:利用料金の金額と支払い方法について
- 利用区画:利用する農園の詳細な場所について
- 利用条件:栽培方法の制限や農薬の禁止など、利用者が守るべき事について
- 責任事項:利用者の責任範囲や損害賠償に関する規定について
- 違約金や罰則:契約違反があった場合の処分について
- 解約条件:契約の終了や解除に関する規定について
利用ガイド
利用ガイド(手引き書)は、具体的な利用方法やルール、注意事項を案内するための文書です。
主な内容は次の通りです。
- 利用開始の手続き:利用開始日に行う手続きや準備するものについて
- 設備の使用方法:農具や設置されている備品の取り扱い方法について
- 農園内のルール:ゴミの処理や共用スペースの利用方法など、日常のルールについて
- 栽培の基本:初心者向けの栽培方法や季節ごとの作物の育て方など
- 安全対策:農作業時の安全な取り扱いや、緊急の際の連絡方法について
- コミュニケーション方法:他の利用者や管理者との連絡手段やトラブル解決方法について
- イベント情報:農園でのイベントやワークショップの案内など
参考として、沖縄県豊見城市で公開されている利用契約書をご紹介します。
07nouenkeiyakusho.pdf (tomigusuku.lg.jp)
まとめ
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ちょっと大変そうに見えるかもしれませんが、気になる市民農園が見つかったら、まずは電話で問い合わせるのが一番早い方法です。
例えば、「市民農園を借りたくて電話したんですけど……」と言えば、担当者から詳しい説明を受けられるでしょう。
その際のポイントとしては、以下の項目を押させておくとよいでしょう。
電話で確認すること
- ・空き区画の有無・料金
- ・申請期限
- ・利用条件
電話では緊張してこういった質問をするのが苦手な場合は、資料やパンフレットを先に送ってもらうのも一つの方法です。
また、現地で作業している利用者を見かけたら、思いきって話しかけてみても良いのではないでしょうか。
みなさんも市民農園を始めてみませんか? 野菜を作ることの楽しさを自然とふれあいながら体験し、新しい人との交流も生まれます。市民農園を活用して、みなさんの生活をより豊かなものにしましょう!
お近くにお住まいの方がいらっしゃれば、是非当園の方にもお問い合わせ頂ければと思います。
市民農園についてもっと詳しく知りたい方は下記のリンクをチェックしてみてください!
実際の市民農園を運営しているものなので参考になると思います